12月 29th, 2008
今年もいろいろありました。数々の失敗を思い出すと、いまだに冷や汗です。農業は、一年一回の実験みたいなものなので、何か失敗したらもう次は来年です。よーく反省を生かし、前進してゆかねば…。来年も、やってみたいこと、作ってみたい新しい野菜、すでにいろいろな計画がいっぱいあります。ほんとうに楽しみです。
それから、ひとつ、こうなったらいいなと思っていることがあります。それは有機農業がもっともっと世の中に広がってゆくこと。
有機農業、それは、低投入型の農業のひとつといってもよいでしょう。石油から作られている、あるいは、はるばる地球の裏側から運ばれてくる化学肥料の変わりに、自分の住む地域で得られるもの、循環できるものを、少しずつでも使ってゆくこと。作物にあまり無理をさせず、少しずつでも農薬を減らすこと、こういうことは誰にでも十分可能です。
今、世界の食料需給はひっ迫しています。世界の人口の増え方と比べると、この先どうしても食べ物が足りなくなりそうです。日本でも、少しでも農家を増やし、食料自給率を上げるのが急務です。でも、食料増産と、有機農業=環境負荷を少なくしてゆくことは、この限りある地球上で、本来まったく矛盾しないと思うのです。
これから6月初めまで、まことに勝手ながら、長いお休みになります。厳しい冬の寒さゆえ、どうかご了承ください。来年もどうぞよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください。(か)
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12月 18th, 2008
カボチャを栽培するには、広い畑が必要です。1反に300~400株しか植えられないので、 1株育てるのに、1坪くらいの面積がいるのです。1株から3~4個のカボチャがとれます。カボチャ作りのポイントは、この広い面積をどうやって管理するかです。
生育の最盛期には、みごとに畑中、カボチャのつると葉でおおわれます。そのたくましい生命力は、野菜で一番かもしれません。しかし春先、小さな苗を植えた直後は、なにせ1坪に1株ですので、畑はがら空きです。ほうっておくと、間違いなく草だらけでジャングルのようになります。
最近は、畝間(空いたとこ)に、ベッチなどの緑肥作物をまいています。よく雑草をおさえてくれて助かっています。ただし、ベッチはカボチャをも圧倒すべく襲いかかってきます。見ていて、カボチャが劣勢のようなら、べッチを刈り込んだり、踏みつけたりしていじめて、カボチャを応援します。それでも、一面土が見えなくて、みどり色の畑は、見ていて気持ちのよいものです。土も確実によくなってくれるのです。
このところ、ぼっちゃんカボチャのような小さな品種がいろいろと充実してきました。
使いやすいし、だいぶ貯蔵できるものも出てきました。来年は、小さいカボチャを中心につくろうかと思っています。
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12月 18th, 2008
その年の気候によって、作物はでき不出来がある。たとえば、「今年は、ジャガイモはいいな」と、作っている人はみんな言っていた。ちょうどジャガイモが一番ふとる大事な時期に、雨が降ったか降らないか、ちょっとしたことが大きく影響する。ちなみにジャガイモは、雨が大嫌いだ。とにかくお天気ばかりはどうしようもない。
その点、うちのようにいろんな作物を作っていると心強い。こっちがだめなら、あっちがよい。いろんな才能をもった孝行息子が順番に助けてくれるという感じだ。いろんなものを作るのは、有機栽培の大事な戦略なのだ。
お天気のせいにできない失敗もある。いや、じつは毎年こうすればよかったということだらけなのだ。今年は、秋の人参が雨に流されてだめになってしまったのだが、これも後から考えると十分防げた。もっとひどいのもある。ミニトマトのハウスをたまたま夜閉めてしまい、朝開けるのを忘れ、60度くらいの暑さになり全滅。これは情けなかった。
いろいろありながら、なんとかやってこれたのも、食べてくださる皆さんのおかげです。
野菜は、これからは、だんだん種類が減っていってしまいますが、12月いっぱいお届けいたしますのでよろしくお願いします。(か)
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12月 15th, 2008
もう冬支度の季節だ。なんだか一年が早いです。
長野の高冷地は、ほんとうにシーズンが短い。春が遅くて、夏が短くて、あっという間に冬が来る。12月半ばには土が凍りつき、もはやトラクターでも起せなくなってしまう。それまでに、収穫するものは、収穫し蓄え、そしてトマトやキュウリの支柱などを片づけ、後ろめたい思いをしつつ、マルチをはがし、きれいに耕してしまわなくてはならない。野菜の収穫も、うっかりしていると、凍らせてしまうことになる。なんだか少し気ぜわしい季節なのだ。
貯蔵することを「囲う」というのですが、野菜によって、貯蔵する温度や湿度が違う。それぞれ好みがあるのだ。根菜類はだいたい土に埋めるか、地下の「むろ」に入れればよい。だが、ジャガイモとタマネギ、カボチャは湿気を嫌うので置き場所に困る。特にカボチャは、暖かいところでないと傷んでしまう。困ったあげく、今年は台所においている。台所にコンテナに入ったカボチャが山積みになっている。カボチャと同居である。
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12月 1st, 2008
○「まめに仕事をする」など、手間を惜しまないことに「まめ」という言葉が使われるが、語源は「豆」からきているのだろうか。最近、豆の収穫作業が続いていて、さやを一つ一つ手でむしり取る作業がとても時間がかかるので、ふとそんな疑問がわいてきた。今年も小豆、大豆、花豆、インゲン豆など、いろんな豆を作った。こうして収穫した豆は、まずハウスの中に広げ、からからになるまで乾燥させる。そして棒でたたいてさやから豆を取り出し、ごみを除いて、さらに悪い豆を手選別してようやくお届けできる状態となる。まさに「まめ」でないとできない、根気のいる仕事だ。
○こんなに面倒なのに、やっぱり毎年いろいろ作ってしまうのは、豆って保存性が高く、栄養があって、おいしくて、見た目もかわいいからです。ゆでたての大豆をつまみ食いすると、栗のように甘くてホクホクしたおいしさが、口いっぱいに広がる。収穫した豆を小さなびんに入れて並べて飾ると、その美しさにうっとりしてしまう。また、地域によって代々受け継がれた豆があって、様々な色、形、模様をしている。「パンダ豆」、「まんずなる」、「ぺちゃ豆」などという名前もユニーク。そういったのを道の駅などで見つけるのも楽しい。小さいけれど豆には魅力がいっぱい詰まっている。今年も12月にいくつかお豆をお届けする予定です。面倒と思わず、ぜひまめにお料理してください。(ひ)
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12月 1st, 2008
寒くなってきました。
何度か霜が降り、今度は、いよいよ最低気温がマイナスになってきます。このあたりは、太平洋側の気候に属するので、冬型の気圧配置になると晴れるのですが、晴れあがった明け方は、一段と冷え込みます。真っ白になった八ヶ岳を見ると、心底美しいと思うと同時に、条件反射で背中にゾクッとさむけを感じてしまいます。もうすでに朝晩薪をたきながら暮らしています。
畑には、とっくに収穫の終わったナスやらトマトやらが、まだ片付けられずに残っています。あまりのんびりしていると、土が凍りついてしまう。気は急くのですが、冬支度もいろいろあり、なかなか手がまわりません。
野菜は、12月にお届けするものでも、貯蔵しなくてはならないものもあります。大根や人参は、畑に溝を掘り、埋めます。以前、急に寒波が来て、大根がコチコチに凍ってしまったことがあります。取り遅れないようにしなくてはいけません。かといって、あまり暖かいうちに抜いてしまうと、「す」が入ったりすることがあります。天然の冷蔵庫に入れるようなものなので、寒さの様子を見ながらの仕事です。白菜や、ネギは、根っこのついたままビニールハウスの中において、わらなどで保温しておきます。
これから畑に残るのは、ほうれん草、小松菜、冬菜、ターサイなど本当に寒さに強いものだけです。寒くなると、地面に張り付くような姿になります。糖度が上がるのも、寒さに耐えるためだそうです。これからが旬です。(か)
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11月 15th, 2008
○洋服やお化粧品などはあまり興味がないのだが、調理器具や料理本はあれこれ欲しくなってしまう。毎回大量に出るはねだしの野菜(虫食いや傷などのあるもの)を、できるだけおいしく料理し、できるだけ無駄にしないよう加工保存したい…いつもそんなことばかり考えているからです。今までお漬物をカビさせて大量に処分する、という情けない思いを何度もしたが、めげずにいろいろと保存食作りに挑戦している。
○保存食ではないが、最近買った大ヒットの調理器具は七輪。2千円ほどで売っている丸くて白い昔ながらのものだが、これがなかなかの優れもの。最初にガスコンロで炭をおこして中に入れればすぐ使え、後片付けも炭を火消しつぼに入れるだけで、洗わなくてもよいので簡単です。また、七輪は珪藻土という土で厚くおおわれているため蓄熱性が高く、少しの炭で長時間もつのでとても経済的。それゆえ熱が外に漏れにくく、底や側面は手で触れるほどなので、いつも食卓の上に置いて使っているが、机が焦げたりすることはない。
○七輪と言えばサンマ。パタパタとうちわであおぎながら焼くのは風情がある。また、バーベキューグリルとしてお肉や野菜、おにぎりなど焼きながら食べるのもいい。今の時期、ネギの白いところや厚めに切ったカブをちょっと焦げ目がつくまで網で焼いて、お醤油をつけて食べるのがとてもおいしい。子供たちはスルメが網の上で踊っているのを見て食べるのがお気に入り。さらにはちょっと取りづらいけど、土鍋を乗せて鍋物のときにも使っている。
○欠点は焼けるのに時間がかかること。お腹を減らした子供たちは「まだ焼けないのー」と待ちきれない様子で、夫は「お酒が進んじゃって困る」と言ってます。でも、ゆっくりおしゃべりしながら、味わっていただくのは何とも贅沢な気分だ。七輪と炭、昔の人の英知に脱帽です。とってもエコロジーでスローフードを楽しめる、そして災害時の強い見方でもある七輪。一家に一台いかがでしょうか。(ひ)
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11月 15th, 2008
ほそかわ農園では、現在、穀物や豆類は自分で採った種を播いています。野菜の種も自家採取したいと思っているのですが、まだできていません。
米や麦や豆は収穫物自体が、完熟した種子なので、収穫した中から必要なだけ取り出して種まきすればいいのです。簡単です。
一方、野菜のほうは、普通、種子が完熟する前に食べてしまうので、種を採るのは少し面倒くさいのです。たとえば、ニンジンの種を採るには、秋、収穫したニンジンを全部食べずに残しておく。この辺は冬の寒さが厳しいので、凍らないよう土に埋めておく。春、掘り出したニンジンを再び畑の隅に植える。すると、ちょん切った葉のつけねから再び芽を出し、固い茎をのばし、花を咲かせます。レースのような白い可憐な花です。さらに黒く完熟するまで待ち、種を採るのです。
キュウリやトマトなどの実のなるものは、そのまま十分熟すまで待てばよいのですが、同じ仲間のものは、交雑してしまうので注意が必要です。
種を自分で採ると何かいいことがあるのでしょうか。いろいろあるんです。
自給という意味もあります。種はみんなの共有財産ですし、みんなで少しずつ持っていれば、安全です。ひと昔前の農家は、ごく普通に種採りをしていたようです。
それから、種を採り続けると、野菜がだんだんその土地の気候に適したものになってゆくそうです。作りやすく、丈夫になってくれるのです。また、栽培方法にも適応してくれます。少ない肥料で育てていれば、それでも元気に育つようになるし、無農薬で育てれば、薬なしでも平気な体質になるのです。すごいですよね。
どのくらい続ければ、ほそかわ農園のオリジナル野菜ができるのかわかりませんが、3年、3世代たつとだいぶ変わるんだよと聞きました。
また、野菜の一生をじっくり見ることになるので、今よりもう少し野菜作りが上手になるのではと思うのです。来年こそ挑戦です。
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11月 1st, 2008
ライ麦は、小麦より寒さに強く丈夫なので、ヨーロッパやロシアの寒い地方、標高の高いところなどで、多く作られています。いわゆる黒パンの原料になる麦です。成長すると、人の背より高くなります。
ほそかわ農園でも、このライ麦を作っています。と言っても、収穫してパンを作ろうというのではなく(黒パンもおいしそうですが)、緑肥作物として栽培しているのです。
緑肥というのは、食用にするのではなく、栽培したものをそのまま畑に返し、土を肥やすための作物です。他にも、エンバク、ベッチ、クローバーも使っています。ベッチやクローバーなどマメ科の緑肥は、空気中の窒素を土にとりこんでくれるので、土を肥やす力が強いのです。けれど、これから寒い冬を乗り切ることのできるのは、ライ麦だけです。
ライ麦は、土を肥やすこと以外にも、冬、寒さでかさかさに乾燥した土が風で飛ぶのを防いでくれます。根がのびて、畑の下のほうの固い土を耕してくれます。そして、アレロパシーが強く、次作の雑草をかなり抑えてくれます。いろいろと役に立ってくれるのです。
いま、ちょうど、あちこち空いた畑に種まきをしているところです。肩に種を入れた袋を下げ、一握りずつ左右に振りまきながら歩きます。まき終わると、トラクターで浅く耕します。しばらくすると、緑の芽を出し、寒さにも負けず、じりじりと大きくなってゆきます。
緑肥作物も、大事な野菜畑の仲間です。(か)
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11月 1st, 2008
○8月の芋掘りに続いて、10月13日に稲刈り大会をした。今回は事前に日にちを決められなかったので、ちょっと参加しづらかったかもしれません。反省しています。秋晴れで絶好の稲刈り日和の中、幼児3名を含む、2家族7名の方が参加してくださった。
○ほそかわ農園の田んぼは4面あり、今回はもち米が半分植わっている5畝ほどの一番小さな田んぼの稲刈りをしていただいた。せっかくなので、少し手刈りもしてみることに。鎌で刈る人と、刈った稲をわらで縛る人とに分かれての作業。参加してくださったHさんはご実家が農家で、子供のころから稲刈りを手伝っていたそうで、手慣れた手つきでしゃかしゃか刈って、くるくるとわらで束ねてゆかれる。恥ずかしながら、こちらの方がコツを伝授していただいた。機械で刈ると、ただ仕事を淡々とこなしてゆく感じだが、ざくざくと手で刈っていると、収穫する感謝の気持ちが湧きあがってくるから不思議だ。それに大勢ですると作業も楽しい。子供たちは最初鎌でしばらく刈っていたが、あとはカエルやバッタを捕まえたり、土手を転がりおりたりして遊んでいた。
○刈り終わったら、今度は稲束を集めてはぜ棒にかけてゆく。一面の黄色い稲穂が、はぜ棒にずっしりと美しく掛けられていくのは気持ちがいい。これから半月ほどお日さまに乾かして、脱穀、もみすり、精米してようやく新米がいただけるというわけ。稲刈りが終わると、今年の仕事も8割がた終わった気分で、ほっとする。参加くださったみなさま、お疲れ様でした。(ひ)
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10月 27th, 2008
○「収穫の秋」の言葉どおり9月10月は穀物、豆類の収穫が目白押しだ。毎年春先は欲張ってつい、あれもこれもといろいろ植えてしまうが、秋になって手が回らずに後悔する。今年作った穀物はまず、小麦と大麦で、これは夏に収穫済み。秋の収穫はお米、アマランサス、モチアワと、乾燥豆の大豆、小豆、白花豆、インゲン豆。機械の作業ができるお米や麦類は広い面積で作ることも可能だが、手作業のみの雑穀、豆類は作業効率が非常に悪く、自家用分+α作るのがやっとのことだ。
○例えば、アマランサスができるまではこんな感じ。春、ハウスの中で種まきし、4~5センチ芽が伸びたところで、畑に定植する。夏に草取りをして、真っ赤な穂が実る9月に鎌で刈り取る。今年は子供たちと軽トラック1台分刈り取った。これを束ねて紐で縛り、吊るしてしばらく乾燥させる。乾燥したら足踏みの脱穀機で脱穀するのだが、実だけがきれいに取れるわけではなく、穂ごと取れたり、葉っぱやら茎やらごみもいっぱい混じっている。これをまず目の粗いふるいで葉っぱや茎をとり、細かいふるいで穂から実を分離させ、「とうみ」という手回しの機械で風選して軽いごみをとり、最後にざるで細かいごみを取り除く。そうしてやっと、けし粒のようなぴかぴかのアマランサスが姿をあらわす。トラック1台分刈り取って、収量は6.8キロだった。
○それはまるで泥の中から砂金を探し出すような作業。時給に換算すると、100円以下なのかもしれないが、その作業ひとつひとつが実に楽しい。子供たちにとっても、作物ができるまでの過程をじかに学ぶことができるのは貴重だ。私はサラリーマン家庭で育ったので、恥ずかしながらお百姓になるまで、トマトやきゅうりが夏の野菜だということすら知らなかった。一年中冷蔵庫の中に入っていたから。また、子供のころ祖母から戦時中の食糧難で苦労した話をさんざん聞かされたが、食べ物のありがたさについて考えたこともなかった。 どうやら子供たちが畑から自然に学んでいるのと同じことを、自分も今頃になって一緒に学んでいるようだ。(ひ)
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10月 27th, 2008
キャベツは、一年中あると便利な野菜ですが、真夏は、作りにくい。涼しいのが好きな作物ですし、陽気がいいと虫も多くなってしまうからです。
春にお届けした「みさき」という品種は、頭がとがった形をしていますが、グリーンボールの仲間、ボール系です。秋から冬にお届けするのは寒玉系。肉厚で、春キャベツのような柔らかさはないが、甘みがある。そして、寒さに強く日持ちがします。もうひとつ、サワー系というふわっとしたキャベツの系統があるのですが、虫に弱いため、今は作っていません。
キャベツは比較的丈夫な野菜ですが、弱点は、虫に好まれること。虫の多い年は、手で虫(ヨトウムシなど、いもむしのたぐい)を取ります。そうしないと、キャベツになってくれません。虫取りは大変だし、あまり楽しくありません。カエルや肉食のハチ類などの天敵に、もう少し虫取りのお手伝いをしてもらえないかと、いろいろ試しているのですが。(か)
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10月 27th, 2008

春の大根も、みずみずしくてうれしいですが、秋から冬が、なんといっても本番です。日に日に気温が低くなってゆくと、ぐっと甘みが増してきます。
大根は凍ってしまってはいけないので、気温が氷点下になるころには、全部収穫して葉を落とし、土に埋めます。秋口は、畑からお届けしますが、11月以降は、土から掘り出してお届けするのです。
今年作っているのは、春にもお届けした「ホワイトスティック」というミニ大根、冬に出る青首大根は「耐病総太り」、それから丸くて中の赤い紅心大根です。
大根は日本を代表する野菜で、重さ20キロ以上にもなる桜島大根とか、ゴボウみたいに細長い守口大根とか、実にいろんな、驚くべき品種があります。昔の人が、大切に、そして、おいしくなれと唱えながら育てた結果ですね。(か)
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10月 17th, 2008
ヤマトイモは、ヤマイモの仲間で、イチョウイモとも言います。関西で多く作られるまん丸のツクネイモも、ヤマトイモと呼ばれることがありますが、少し種類が違います。
ヤマトイモは、ナガイモに比べると、粘りは濃いのですが、味は、あっさりしているというか、あの、とろろを食べると、口の周りがかゆくなる成分が少なめのようです。また、アクも少なく、使いやすいのではないかと思います。
作るほうとしても、イモが短い分、掘るのが楽で助かります。ただ、形の悪いのができてしまうことがあり困ります。皮をむくのにお手間をとらせてしまっているかと思います。形が悪いのはイモのせいではなく、肥料のやり方が関係あるようです。畑によってもかなり違いがあるようです。もう少し工夫しなくてはいけません。
私の子供のころは、ヤマイモといえば「とろろ」ばっかりでしたが、すりおろして、お菓子や、いろんなものに混ぜたり、飲み物になったり、ずいぶんいろんな料理法があるんですね。おいしい食べ方があったら、ぜひ教えてください。(か)
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10月 17th, 2008
○我が家では毎日自家製の野菜とお米をいただいているおかげで、今のところ皆健康に暮らしています。それでも、私自身持病というほどでもないが、「冷え」には一年中悩まされています。油断するとすぐ足や腰が冷たくなったり、お腹が冷えたりして何となく体調が悪くなってしまう。たぶん、女性で動物性たんぱく質の摂取が少なめの人は、冷え性の方が多いのではないでしょうか。急に寒くなってくるこの時期、特に冷えを感じるなんてことありませんか。「冷えは万病の元」とよく言われていますが、体温(平熱)の低い人は免疫力も低くなり、病気に対する抵抗力が弱くなるそうです。体も心もお日様みたいにぽかぽか温かい、そんな人になりたいものです。
○自分なりに冷え対策として日々心がけていることを紹介します。ちゃんと実行できているわけではありませんが、ご参考になればうれしいです。①野菜はできるだけ火を通し、根菜類もしっかりとる。②味噌、梅干、漬物などの発酵食品を毎日食べる。③アイスや冷たい飲み物、コーヒーやバナナなどの南国の食べ物は真夏に少しだけ。④お砂糖は少なめに。⑤腰から下は重ね着して常に暖かくする。⑥ぬる目のお風呂にゆっくりつかったり、足湯する。あと、ちょっと一般的ではないのですが、⑦陰陽重ね煮料理。⑧腰痛対策もかねて操体体操をして血液循環を良くする。⑨テルミーという温熱療法(温灸のようなもの)。などもしています。寒くなると、時々5歳の娘とバケツに足をつっこんで、「あ~きもちいい!」なんて言いつつ、足湯をするのも楽しい。
○そうは言っても、いらいらするとつい、甘いものを 食べ過ぎてしまう。また、夫は毎晩ビールを飲みながら、味噌をつけたきゅうりをおいしそうにぼりぼり食べている。我慢できずに今日も晩酌のおともをしてしまうのです…。(ひ)
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10月 17th, 2008
農家には、いろんな機械があります。うちにも、エンジンのついたキカイが、小は草刈り機から、大はトラクターまで10台以上あります。農業は、キカイと石油なしにはできない。というか、キカイと石油があったればこそ、現在の日本のたった300万戸あまりの農家で、その他の人に食料を届けられるのです。残念ながら自給率は4割ですが。
しかし、石油を使うのは、どうも後ろめたい。いずれそのうち石油がなくなってしまうのは、間違いないようですし、少なくなるにつれて、みんなが少ない物を、お金で、そして力づくで奪い合う事態が、もうすでに始まっているようです。地球上のいろんな物に限りがあることを 、痛感させられるこのごろです。
けれど、自分の食べる分を自分で作るなら、ほとんど人力で可能なのです。たとえば、一家族、数人で、5畝ほどの田んぼと少々の畑を作れば、かなり自給できますが、この面積ならば、田植え、草取り、稲刈り、乾燥、脱穀といった作業が、キカイを使わずに人手だけで十分できます。時間も半日働けば、自給できるそうです。それに、趣味あるいはレジャーとしてもなかなか楽しいのではないかと思います。皆さんもどうでしょうか。
専業農家として生きるには、思い通りにならないこともあるし、割り切ることも必要ですが、人力で自給、ひそかにあこがれてます。(か)
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9月 7th, 2008
枝豆と大豆って同じものなんですか、と、聞かれることがあります。まったく同じ植物です。ただ、枝豆は、なるべく早くできるように(ビールのおいしい季節に!)改良されたもので、大豆用の品種は、たくさんとれるように、味噌や醤油に加工するのに適したものにと改良されたものです。品種が違うわけですね。でも、ようするに、大豆を若いうちに取って食べれば枝豆なので、大豆用の品種を枝豆として食べても、おいしいものです。
さて、昨年の春のことですが、友人から、すごくおいしいという枝豆の種を、少しいただきました。「毛豆」といって、青森のほうの豆だそうです。
もらった種を畑にまき、できた枝豆を食べてみると、おいしかった!
そこで、残りは食べずにがまんして、さやが枯れて、大豆になるまで待ち、種をとり、それを今年の春、再び畑にまきました。
だいぶ増えましたよ。種をまけば、増えてくれる、これはほんとに、すばらしいことです。
「毛豆」は晩生なので、ビールにはちょっと涼しくなったころ、9月に入ってから取れます。
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9月 7th, 2008
○先日うちの野菜を食べてくださっている会員さんと、ジャガイモ掘りを行った。集合時間が早いし、暑いさなかだったので、参加者がいらっしゃるだろうか…とドキドキしていたが、大人5名、子供2名(4歳と3歳の男の子)が参加してくださった。そしてうちの家族4人の計11人でジャガイモ畑へ。炎天下にもかかわらず、少し掘ると次々お芋が出てくるのでついついがんばってしまう。大人数なので、あっという間にコンテナ10箱以上の収穫。最後に丹念に足で土をかき分けて、掘り残した芋を見つけるのが大変だったかも。みなさんいい汗をかきました。子供たちも芋掘りしたり、土の中から出てきた芋虫や葉っぱについている昆虫に見入ったり、軽トラックに乗り込んで運転の真似をしたりと、それぞれ楽しんでもらったように思う。
○芋掘りの後は、みんなでおにぎりと野菜のおみそ汁、焼きジャガイモを作る。おみそ汁を薪の火で煮て、そのオキの中にホイルで包んだジャガイモを入れると、ほっこりとした焼きジャガができた。ほとんどうちで取れたものを使った質素なお昼ご飯だったが、たくさん作って大人数で食べるとすごくおいしい。もう何年もうちの野菜を食べていただいているがお会いするのは初めてという方たちも、何だか久しぶりに会った友人という感じで話もはずむ。そしてお子さんたち(兄弟でなく別々のご家族)は、2人ともお肉や魚よりも野菜のほうが大好きだそうで、トマトをおいしそうに次々とほおばる、その食べっぷりにびっくり。さすがはうちのお客様!「野菜が届くと真っ先に箱を開けて机に並べているんですよ」…なんてうかがうと、ちょっと感動です。今回参加くださった皆様、ありがとうございました。
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8月 15th, 2008
ようやくナスが取れ始めた。ナス料理、いろいろありますよね。ナスはあんまり栄養がないなんていわれますが、おいしいですよね。
ナスは大好きなんですが、作るのはいまいちうまくいかず、苦戦しています。ナスは、暑いのが大好きで、水が好きで、けちな人は作ってはいけないというくらい、肥料をたくさん欲しがります。それから「いや地」と言って、野菜はなんでも、同じものを同じ所に作り続けると、うまくできなくなってしまうのですが、ナスは特に「いや地」が強い。一度作ると、5~6年、できればもっと、間をあけなくてはならない。それで、あちこちの畑に作ってはいるのですが、それでも、病気が出がちで、悩ましいのだ。
最近は、病気対策として、小さな接木の苗を購入して、それを大きく育てて植えている。畑で病気が疑われる株が見つかると、治療法はないので、すぐに抜いてしまう。収穫のときも、切り口から病気がうつらぬようにハサミは使わないなど、けっこう気をつかうのだ。
今年は、今のところ、まあまあ元気そうだが、どうなるでしょうか。
品種は、「筑陽」というちょっと長めの中長ナスです。
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8月 15th, 2008
けっして自給自足をめざしているわけではないが、お金にならない、いわゆる自給のための労働が年々ふえてゆく。いや、自分たちで増やしているのだが…
たとえば、醤油作りはこんな具合だ。まずは大豆を栽培し、収穫する。同じく小麦も作る。これらを使って麹を作り、塩を合わせて樽にしこむ。それを毎日かき混ぜる(妻が混ぜている)。2年後、しぼってビンにつめる。去年の冬は、この搾るための道具を数日かけて自作してました。どうです、かなりの手間でしょう。いったいこの自給しようという欲求はどこからわいて来るのでしょうか。自分でも不思議です。
しかしここ、八ヶ岳山麓の友人、知人の中には、あらゆる食料を自給するのはおろか、家を自分で建ててしまうひとだって珍しくはない。薪で煮炊きしたり、バイオマスとかエネルギーの自給してしまう人もいる。うちなんてまだまだ、自給道?も奥が深いのだ。
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8月 15th, 2008
○もともと環境問題には関心があったが、自分で気をつけるくらいで、特に社会に働きかけようとまでは思っていなかった。ところが3年ほど前、家の近くにごみの焼却灰を処理する施設の計画があることを知って状況は一変した。焼却灰を埋め立てる場所が満杯になるため、灰を高温で溶かしてガラス状の物質に固める「灰溶融炉」という施設を作るという。その施設は全国で爆発事故が起きているらしいし、ダイオキシンや重金属類などの有害物質の放出により、空気も水も土地も汚染されてしまう。また、高額な建設費と維持管理費で町の財政を圧迫し、大量の灯油や電気を使うためCO2を大量に排出する環境に優しくない施設なのだ。
○とにかく自分の子供たちと田畑を守るため、反対運動を始めなければならない。人前で話すのなんて大の苦手の私たちだが、少しでも感心のある人に話をしたり、当時の田中康夫知事に直訴したりもした。最初はほんの数人からのスタートだったが、チラシ配り、講演会、デモ行進、署名活動などを続けていくうち、仲間が数十人、数百人へとひろがってゆく。その仲間の一人一人が実に個性的で、それぞれの得意分野で素晴らしい活躍をしてくださった。その時に知り合った方たちは今でも私たちの大切な財産だ。動き出したら止まらない公共事業と言われているように、もうだめかと何度も絶望的になりながらも、ついに今年の1月、事実上の白紙撤回となった。3年間の努力が実ってほっとした半面、自分さえよければいいのか…という後ろめたさが当初からずっとつきまとっていた。
○一部地域の人たちだけに迷惑施設を押し付けない方法はないのでしょうか。その解決策はただひとつ、ごみをできる限り減らすこと。先日、ここ富士見町と隣の原村、茅野市の3市町村で、今後のごみ処理をどうしてゆくかという検討委員会が立ち上がった。 その委員に一般公募枠から、一緒に運動してきた仲間が数名加わってくださった。他にも大勢の人たちが、ごみ減量に向けて知恵を出し合っている。
○ごみを減らしたいと誰もが願っているが、それを実現するのは並大抵のことではない。住民ひとりひとりが努力するのはもちろん、ごみを減らすと得をする仕組みを考えださなくてはいけない。それだけではなく、企業やお店、旅館などから出る、いわゆる事業系のごみもかなりの割合を占めているので、そのごみ料金を大幅にアップすることも不可欠だ。ちなみにゼロウェイスト(ごみゼロ)宣言をした徳島県の上勝町も、きっかけはごみの捨て場がない、お金もないというぎりぎりのところからの選択だった。 逆に大きな焼却炉を作った自治体は、莫大な借金が生じ、さらに燃やすごみが足りなくて困っているのだそうだ。その上勝町の町長は「ごみを減らすのは簡単だ。すべての商品をデポジット制にして料金に上乗せし、容器等を返却するとお金が返ってくるようなしくみにすればいい。」とおっしゃっている。企業の利益を最優先するわが国では、家電リサイクル法ですら、デポジット制にできていないのが情けない。
○今の子供たちが大人になったとき、もし住んでいる地域が汚染にまみれ、自治体は借金まみれだったら、きっと誰も故郷に住みたいとは思わないだろう。今回の運動を通じて、みんなで声を上げてゆけば地域を変えることができる、ということを多くの人たちに教えていただいた。ここ富士見町に暮らしていることを感謝し、いつまでも自然豊かで暮らしやすい地域であることを願っている。
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