9月 7th, 2008
枝豆と大豆って同じものなんですか、と、聞かれることがあります。まったく同じ植物です。ただ、枝豆は、なるべく早くできるように(ビールのおいしい季節に!)改良されたもので、大豆用の品種は、たくさんとれるように、味噌や醤油に加工するのに適したものにと改良されたものです。品種が違うわけですね。でも、ようするに、大豆を若いうちに取って食べれば枝豆なので、大豆用の品種を枝豆として食べても、おいしいものです。
さて、昨年の春のことですが、友人から、すごくおいしいという枝豆の種を、少しいただきました。「毛豆」といって、青森のほうの豆だそうです。
もらった種を畑にまき、できた枝豆を食べてみると、おいしかった!
そこで、残りは食べずにがまんして、さやが枯れて、大豆になるまで待ち、種をとり、それを今年の春、再び畑にまきました。
だいぶ増えましたよ。種をまけば、増えてくれる、これはほんとに、すばらしいことです。
「毛豆」は晩生なので、ビールにはちょっと涼しくなったころ、9月に入ってから取れます。
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9月 7th, 2008
○先日うちの野菜を食べてくださっている会員さんと、ジャガイモ掘りを行った。集合時間が早いし、暑いさなかだったので、参加者がいらっしゃるだろうか…とドキドキしていたが、大人5名、子供2名(4歳と3歳の男の子)が参加してくださった。そしてうちの家族4人の計11人でジャガイモ畑へ。炎天下にもかかわらず、少し掘ると次々お芋が出てくるのでついついがんばってしまう。大人数なので、あっという間にコンテナ10箱以上の収穫。最後に丹念に足で土をかき分けて、掘り残した芋を見つけるのが大変だったかも。みなさんいい汗をかきました。子供たちも芋掘りしたり、土の中から出てきた芋虫や葉っぱについている昆虫に見入ったり、軽トラックに乗り込んで運転の真似をしたりと、それぞれ楽しんでもらったように思う。
○芋掘りの後は、みんなでおにぎりと野菜のおみそ汁、焼きジャガイモを作る。おみそ汁を薪の火で煮て、そのオキの中にホイルで包んだジャガイモを入れると、ほっこりとした焼きジャガができた。ほとんどうちで取れたものを使った質素なお昼ご飯だったが、たくさん作って大人数で食べるとすごくおいしい。もう何年もうちの野菜を食べていただいているがお会いするのは初めてという方たちも、何だか久しぶりに会った友人という感じで話もはずむ。そしてお子さんたち(兄弟でなく別々のご家族)は、2人ともお肉や魚よりも野菜のほうが大好きだそうで、トマトをおいしそうに次々とほおばる、その食べっぷりにびっくり。さすがはうちのお客様!「野菜が届くと真っ先に箱を開けて机に並べているんですよ」…なんてうかがうと、ちょっと感動です。今回参加くださった皆様、ありがとうございました。
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8月 15th, 2008
ようやくナスが取れ始めた。ナス料理、いろいろありますよね。ナスはあんまり栄養がないなんていわれますが、おいしいですよね。
ナスは大好きなんですが、作るのはいまいちうまくいかず、苦戦しています。ナスは、暑いのが大好きで、水が好きで、けちな人は作ってはいけないというくらい、肥料をたくさん欲しがります。それから「いや地」と言って、野菜はなんでも、同じものを同じ所に作り続けると、うまくできなくなってしまうのですが、ナスは特に「いや地」が強い。一度作ると、5~6年、できればもっと、間をあけなくてはならない。それで、あちこちの畑に作ってはいるのですが、それでも、病気が出がちで、悩ましいのだ。
最近は、病気対策として、小さな接木の苗を購入して、それを大きく育てて植えている。畑で病気が疑われる株が見つかると、治療法はないので、すぐに抜いてしまう。収穫のときも、切り口から病気がうつらぬようにハサミは使わないなど、けっこう気をつかうのだ。
今年は、今のところ、まあまあ元気そうだが、どうなるでしょうか。
品種は、「筑陽」というちょっと長めの中長ナスです。
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8月 15th, 2008
けっして自給自足をめざしているわけではないが、お金にならない、いわゆる自給のための労働が年々ふえてゆく。いや、自分たちで増やしているのだが…
たとえば、醤油作りはこんな具合だ。まずは大豆を栽培し、収穫する。同じく小麦も作る。これらを使って麹を作り、塩を合わせて樽にしこむ。それを毎日かき混ぜる(妻が混ぜている)。2年後、しぼってビンにつめる。去年の冬は、この搾るための道具を数日かけて自作してました。どうです、かなりの手間でしょう。いったいこの自給しようという欲求はどこからわいて来るのでしょうか。自分でも不思議です。
しかしここ、八ヶ岳山麓の友人、知人の中には、あらゆる食料を自給するのはおろか、家を自分で建ててしまうひとだって珍しくはない。薪で煮炊きしたり、バイオマスとかエネルギーの自給してしまう人もいる。うちなんてまだまだ、自給道?も奥が深いのだ。
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8月 15th, 2008
○もともと環境問題には関心があったが、自分で気をつけるくらいで、特に社会に働きかけようとまでは思っていなかった。ところが3年ほど前、家の近くにごみの焼却灰を処理する施設の計画があることを知って状況は一変した。焼却灰を埋め立てる場所が満杯になるため、灰を高温で溶かしてガラス状の物質に固める「灰溶融炉」という施設を作るという。その施設は全国で爆発事故が起きているらしいし、ダイオキシンや重金属類などの有害物質の放出により、空気も水も土地も汚染されてしまう。また、高額な建設費と維持管理費で町の財政を圧迫し、大量の灯油や電気を使うためCO2を大量に排出する環境に優しくない施設なのだ。
○とにかく自分の子供たちと田畑を守るため、反対運動を始めなければならない。人前で話すのなんて大の苦手の私たちだが、少しでも感心のある人に話をしたり、当時の田中康夫知事に直訴したりもした。最初はほんの数人からのスタートだったが、チラシ配り、講演会、デモ行進、署名活動などを続けていくうち、仲間が数十人、数百人へとひろがってゆく。その仲間の一人一人が実に個性的で、それぞれの得意分野で素晴らしい活躍をしてくださった。その時に知り合った方たちは今でも私たちの大切な財産だ。動き出したら止まらない公共事業と言われているように、もうだめかと何度も絶望的になりながらも、ついに今年の1月、事実上の白紙撤回となった。3年間の努力が実ってほっとした半面、自分さえよければいいのか…という後ろめたさが当初からずっとつきまとっていた。
○一部地域の人たちだけに迷惑施設を押し付けない方法はないのでしょうか。その解決策はただひとつ、ごみをできる限り減らすこと。先日、ここ富士見町と隣の原村、茅野市の3市町村で、今後のごみ処理をどうしてゆくかという検討委員会が立ち上がった。 その委員に一般公募枠から、一緒に運動してきた仲間が数名加わってくださった。他にも大勢の人たちが、ごみ減量に向けて知恵を出し合っている。
○ごみを減らしたいと誰もが願っているが、それを実現するのは並大抵のことではない。住民ひとりひとりが努力するのはもちろん、ごみを減らすと得をする仕組みを考えださなくてはいけない。それだけではなく、企業やお店、旅館などから出る、いわゆる事業系のごみもかなりの割合を占めているので、そのごみ料金を大幅にアップすることも不可欠だ。ちなみにゼロウェイスト(ごみゼロ)宣言をした徳島県の上勝町も、きっかけはごみの捨て場がない、お金もないというぎりぎりのところからの選択だった。 逆に大きな焼却炉を作った自治体は、莫大な借金が生じ、さらに燃やすごみが足りなくて困っているのだそうだ。その上勝町の町長は「ごみを減らすのは簡単だ。すべての商品をデポジット制にして料金に上乗せし、容器等を返却するとお金が返ってくるようなしくみにすればいい。」とおっしゃっている。企業の利益を最優先するわが国では、家電リサイクル法ですら、デポジット制にできていないのが情けない。
○今の子供たちが大人になったとき、もし住んでいる地域が汚染にまみれ、自治体は借金まみれだったら、きっと誰も故郷に住みたいとは思わないだろう。今回の運動を通じて、みんなで声を上げてゆけば地域を変えることができる、ということを多くの人たちに教えていただいた。ここ富士見町に暮らしていることを感謝し、いつまでも自然豊かで暮らしやすい地域であることを願っている。
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8月 1st, 2008
7月に入り、キュウリが取れ始めた。4月1日に種をまき、早く取れないかと待ちどうしかった。最初の一本を取るのは、毎年のことながら、何とも言えずうれしい。しかしいったん取れ始まると、もう次から次と取れる。
親づるのふしから、次々と子づるが伸び、そこからまた孫づるが伸び、放っておくと、収拾がつかなくなる。芽かきをしたり、誘引をしたり、なんとか整えようとするのだが、毎年のことながら、追いつかない。現在、ジャングルになりつつある。
トマトは、取れ始めより、しばらくしてから味がのってくるのだが、キュウリは取れ始めが一番おいしい。今、あきれられるほど、毎日キュウリばかり食べている。味噌をつけてそのままバリバリ。薄く小口に切って、味噌で和える「味噌もみ」というのもよく作ります。昔から、食べさせられていたせいか、出荷できないような太すぎキュウリが大好きです。おいしいんですよ。食べてみたい人いませんか?
今年は、3種類のキュウリをつくっています。ひょろ長いのが、「さつきみどり」!、いぼだらけのが「四葉(スーヨー)キュウリ」、8月下旬に取れる短いのが「バテシラズ」と言います。味はいかがでしょうか。(か)
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8月 1st, 2008
6月下旬が、秋冬物の人参の種まき時期だ。
今年は、めずらしく早々と肥料をまいた。
根菜類は種まきの直前に肥料をまくと、二またになったりすることが多いので、早くまかなくてはと思いつつ、いつも直前になってしまうのだが。
そしてひと月も前にうねを立てた。びっしりと芽を出した雑草を一度バーナーで焼いてから種をまいた。こんなことまでしたのは初めてだ。今年から人参を作る畑を変えたのだ。その畑は草だらけななので、念をいれたのだ。
7月6日、夜半短時間だがバケツをひっくり返したような雷雨があり、翌日畑にゆくと、芽を出したばかりの人参が泥に埋まっていた。4列×300mほぼ全部だ。
そうだった、この畑は土が流れやすいのだ。前にも一度流れたっけ。忘れてた。くそー。
急いで早生の種を注文する。まきなおしだ。7月10日にまいた。こんなに遅くまいたのは、初めてだ。もうバーナーなど当てる余裕はない。
さて、勝手ながら今度は梅雨が明けてしまうのが心配だ。人参はとくに発芽に水分を要する、芽の出にくーい野菜なのだ。できれば今度はそっと雨が降ってくれますように。(か)
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7月 7th, 2008
○お百姓仕事は素晴らしい!力のある人もない人も、お年よりも子供も、誰でもそれぞれにできる仕事があり、家族みんなで協力して働けるから。普段は夫がトラクターや管理機などの機械を使ったり力仕事をしている間、母(夫の)と私が苗の定植、トマトの芽かき、除草などの作業をしている。休日は子供たちも少し作業を手伝わせる。
仕事のほとんどが腰を曲げての単純作業だが、何せ野菜約50種類にお米、雑穀と多種類作っているので、毎回違った仕事ができて面白い。単純作業といっても、野菜が畑で気持ちよく大きくなってくれるようにコツをつかみ、段取り良く作業する技を身につけるのは大変だ。たとえば苗の定植ひとつをとっても、レタスなんかはごく浅く植えなければ腐ってしまうし、茎からも根っこが出るものは深植えしたほうがいい、というように野菜によってやり方が違うのだ。自分が種まきしたところの芽が出なかったり、苗を定植したところの元気がなかったりすると、何がいけなかったのだろう…と落ち込んでしまう。
○以前にも書いたが、うちの小3の長男は重度のアレルギー体質に加え、手先が不器用、運動が苦手、お友達ともうまく遊べないなど、いろいろなハンディを抱えている。幸い、学校では多くの先生に温かく見守られて、今のところ楽しく過ごしてはいるのだが、親として心配の種はつきない。将来自立して暮らしてゆくために、今のうちから生活力を身に付けてほしいと思い、料理や片づけなどの家事を少しずつ教えている。農作業もお手本をよく見て真似をすること、手先の訓練などにとても役に立つので、なるべく手伝わせるようにしている。先日は温床の後片付けで、わらを一輪車に積んで運び出す仕事をしてもらった。しかしあまりにも不器用で、しかもお手本をよく見ていないので、ついついい叱ってしまい「もうやめる」というパターンに陥ってしまう。「よくがんばったねー、お母さんすっごく助かるよ。」とおだててやる気にさせるよう、私の方もがまんの訓練中です。きっと夫も不器用な私の作業を見ながら言いたいのをがまんしてるんだろうなぁ…。ごめんね息子よ。(ひ)
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7月 7th, 2008
カブは、春と秋につくります。10日くらいずつずらしながら、それぞれ4回くらい種をまきます。トマトやナスなんかは、一度種をまけば、ずっと収穫できるのですが、
カブや、小松菜などの葉物類は、取れる期間が短く、あっという間に大きくなってしまうので、何回も種をまくのです。
畑で、週2回、カブを収穫するたびに、つまみ食いをします。引き抜いて、シャツのすそでふいて、ぱりっ。これが一番おいしいカブの食べ方です。そして、食べるたびに、少しずつ味が違うのです。若いうちは、甘みがないし、大きくなりすぎても味がおちる。畑によっても違うし、4回種をまくそれぞれも、やはり味が違う。大雨が降ると、水っぽくなったりする。ほんとうにおいしい時期は、短いのです。
ほんとうにおいしいカブは、柿のような味がする。目をつぶって食べると、柿と区別がつかない。ほんとです。(か)
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7月 7th, 2008
一度だけ、西表島の海に潜ったことがある。シュノーケルをつけて、ちょっとのぞいただけなのだが、さんご礁に群れる無数のカラフルな熱帯魚に驚いた。テレビみたいと思ってしまった。違うのは、じっさいに海に潜って見ていると、何ともいえない包み込まれるような一体感があることだ。
さて、田んぼの話です。
毎日通う、私の仕事場でもある田んぼだが、時々、あのさんご礁にもぐったときと同じような感じを受ける。田んぼにもじつにいろんな生き物がいる。熱帯魚に比べると、小さくて地味なのだが数は多い。
ミジンコ、オタマジャクシ、今は、ちょうど小さなカエルが上陸中。あぜを歩くたびに、ぴょンぴょん飛び出す。7月には、トンボがいっせいに羽化する場面に出会える。早朝、稲によじ登り、羽化したばかりのトンボが、飛び立つのをまっている。あそこでもここでも、そこらじゅう。そんな田んぼにそっと入ってゆく時感じるのは、やはり何ともいえない一体感だ。(か)
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6月 29th, 2008
○いつもお届けの始まるこの時期は、まだ寒いけどちゃんと野菜が出そろうだろうか…、今年も皆さんに喜んでいただけるだろうか…とか、期待と不安が入り混じって、ドキドキしています。苗を畑に植えてしまえば、多少の手助けはするが、あとはおてんとうさま任せ、元気で大きくなってと祈るばかりです。
○毎年同じことを書いていますが、ほそかわ農園の野菜・お米は、すべて農薬と化学肥料を使っていません。もちろん、皆さまに安全でおいしい野菜を召し上がっていただくためですが、同時に作り手の私たちも毒性のあるものに触れずにすむのでありがたい。また、環境に負荷をかけるのを減らせるメリットもあります。農薬を使わない畑には作物を食べる害虫だけではなく、それらを食べてくれるてんとう虫やクモ、カエルなどの益虫もたくさんいるし、また除草剤を使わない田んぼはいろんな生き物たちの住みかとなっており、複雑な生態系が成り立っています。食糧自給率の低下、温暖化など、漠然とした不安がただよう世の中だからこそ、一方的に収奪するのではなく、田んぼも畑も人々も幸せに循環し続ける場を作ってゆきたいなと思っています。
○余談ですが、3年生になった息子が休みの日に少し手伝うようになりました。不器用なのでまだ簡単な仕事しか任せることができませんが、根気よく働けるようになり、「ああ疲れた」と言いながらも家族の役に立っていることがうれしい様子。食べること大好きな年長の娘は、今お料理に興味津々。「手伝いたい」と言って野菜を洗ったり、切ったりしてくれます。昨年父が亡くなり、ありがたい働き手を一人失ってしまいましたが、これからは多少なりとも子供たちに期待したいです。
○今年も安全で、新鮮で、おいしくて、見た目も美しい野菜作りに励みます。皮や外葉まで丸ごとおいしくいただける、ほそかわ農園の野菜を今年もたっぷりとお楽しみください。まだまだ未熟ではありますが、心を込めてお届けしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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6月 29th, 2008
やっと野菜をお届けすることができました。約半年しかお届けできないほそかわ農園の野菜ですが、ここは、標高1000mの高冷地。まぶしいくらいの太陽の光をあびて、そのぶん、とびきり味は濃い。
ほそかわ農園の一番大事な約束は、農薬、化学肥料を使わないこと。そのためには、予防医学ではありませんが、いわゆる害虫や病気がでないような環境にしてゆくしかありません。
たとえば、写真のカボチャ畑のように作物の間に緑肥(これは、ベッチというマメの仲間)を育てれば、土がむきだしの状態より、ぐっと環境が安定します。雨で土が流されることもないし、いろんな益虫も住み着くし、カボチャだって草にまけないように、たくましく育つのです。
とは言え、自然のしくみは奥が深い、なかなか計算どうりにいかず、必死で虫取りをすることもあるのですが…
良い天候に恵まれることを祈りつつ、今シーズンも、どうぞよろしくお願いします。
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1月 31st, 2008
ほんとうに、1年間ありがとうございました。
1年の半分近くお休みになってしまうというのは、たいへん都合の悪い話で、野菜を食べてくださるみなさまにも、ご迷惑をおかけするのですが、なにせ当地は、冬の寒さがきびしく、野菜の生産がむずかしいのです。どうぞご了承ください。
わが家としても、これから約半年間、収入がゼロになってしまうわけです。たいへん都合が悪いです。新年明けて、1月、2月は、ほぼ丸々自由な時間です。やろうと思えば、何でもできそうなのですが、収入がゼロでは、なんだか、遊びまわるのもはばかられます。いっそクマみたいに冬眠でもできたらよいのですが…
さて来年は、ほそかわ農園として、農業を始めて、13年目になります。
試行錯誤の連続で、毎年、なにやら失敗を重ねつつ、よくやってきたなあと思います。
それも、けっして便利とはいえない、うちの野菜を食べてくださる皆様のおかげです。
それから、支えてくれる家族のおかげです。感謝です。
そして、あらためて思うのは、環境にやさしい技術ほど、使い方がむずかしいということです。
畑の草を、何とか手なずけながら、土を育てること。その土に作物を育ててもらうこと。畑から収穫をいただきつつ、なんとかバランスをとること。それには想像以上に、精密な技術が必要なのですが、これまでやってきて、ひとつはっきりとしたことがあります。それは、この先の10年も、毎年、確実に進歩してゆけるということです。その方法が、やっと少しずつ見えてきたところです。もっとおいしい野菜がつくれます。もっと力強いお米が作れます。そして、もっと楽しくなるはず。来年も、ぜひおつきあいください。
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1月 31st, 2008
自給自足の視点から、お米の次に大切な作物は大豆だと思う。大豆はそのまま煮ただけでは消化が悪く、アレルギー性も強いので、昔から様々な加工品が工夫され、人々の大切な蛋白源となってきた。また大豆を醗酵させることにより、蛋白質がアミノ酸に分解され、うまみも増してくる。わが家でもお味噌、醤油の原料として、また豆腐、納豆、きなこもたまに作ったりして、大豆は大活躍している。
○山梨に住む友人で、あらゆる雑穀を育て、味噌・醤油などの加工品を作るのがとても上手なIさんという女性がいる。雑穀の作り方や麹の作り方など、わからない時はいつも教えてもらっている。私たちにとってありがたい先生のような存在。彼女は有機農業でお金を稼ぐというより、自分の好きなものを作って、自給自足を思う存分楽しまれているふうにみえる。そんなIさんたちと一緒に、昨年の春から醤油作りの仲間に入れてもらった。それぞれの家で収穫した大豆と小麦、そして道具とお昼ご飯を持ち寄って、朝から仕事に取りかかる。大量の大豆を蒸し、小麦を炒って挽き割り、それらと麹菌を均等に混ぜる。ここまでが一日がかりの仕事。一人ですれば絶対嫌になるが、みんなでおしゃべりしながらの作業はとても楽しい。さらにこれを丸4日くらい、手作りの麹むろの中で温度管理をしながら醤油麹を作る。できた醤油麹をそれぞれの家に持ち帰り、塩水と一緒に樽に入れて混ぜる。それから1年半もの間、表面にカビが浮かないよう時々かき混ぜながら寝かせる。
○先日初めて醗酵させた醤油麹を布袋に入れて重石をかけ、搾ってみた。じわじわしみ出てくる醤油に感動しつつ、味見をしてみる。ん?熟成されたうまみはたっぶり感じられるが、何だか味噌っぽい味だった。電話で聞いてみると、Iさんちの醤油は味噌の風味はしないという。同じ醤油麹を使っても、樽を置く場所や搾り方などによって、味が微妙に違うようだ。買ったほうが安上がり、と言ってしまえばそれまでだが、それでもわが家の貴重な手作り醤油第一号、大切にいただこう。
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1月 31st, 2008
もう冬支度の季節だ。なんだか一年が早いです。
長野の高冷地は、ほんとうにシーズンが短い。春が遅くて、夏が短くて、あっという間に冬が来る。12月半ばには土が凍りつき、もはやトラクターでも起せなくなってしまう。それまでに、収穫するものは、収穫し蓄え、そしてトマトやキュウリの支柱などを片づけ、後ろめたい思いをしつつ、マルチをはがし、きれいに耕してしまわなくてはならない。野菜の収穫も、うっかりしていると、凍らせてしまうことになる。なんだか少し気ぜわしい季節なのだ。
貯蔵することを「囲う」というのですが、野菜によって、貯蔵する温度や湿度が違う。それぞれ好みがあるのだ。根菜類はだいたい土に埋めるか、地下の「むろ」に入れればよい。だが、ジャガイモとタマネギ、カボチャは湿気を嫌うので置き場所に困る。特にカボチャは、暖かいところでないと傷んでしまう。困ったあげく、今年は台所においている。台所にコンテナに入ったカボチャが山積みになっている。カボチャと同居である。
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1月 31st, 2008
○今年はお米がとても安い値段でしか売れないため、米農家の方が困り果てておられる姿をニュースで見た。高額の機械を買ったけれど、その返済ができないそうだ。
○ほそかわ農園ではお米を農協出荷しないため、皆さまに自分たちの決めた値段で売らせていただいている。農薬、除草剤を使用しないので、田んぼで這いつくばって草取りしたり、収穫量が少なかったりという苦労はあるが、本当にありがたいことです。それにしてもお米を作るのは、野菜作りと比べて必要な機械があまりに多すぎる!!種籾を播く機械から始まって、あぜ塗り機、田植え機、草取り機、稲刈り機、脱穀機、籾すり精米機…。悲しいことに、そのほとんどが年に1、2回しか使わない。だいたい機械は中古で間に合わせてはいるが、それでも初期投資はかなりのもの。ほそかわ農園の経理担当かつ細川家の家計を担当する私にとって、将来の利益より今のピンチのほうが気になるところです。
○日本人は年々お米を食べなくなってきている、というのが米あまりの主な原因だ。以前紹介した船越康弘さんや幕内秀夫さんらは、「まずはごはんをしっかり食べなさい」と言われている。長い歴史の中で日本人はお米を主食として食べ続けていたから、腸が長くお米や野菜を効率よく消化するような体にできている。この40年くらいの間にお肉や乳製品など常食するようになったが、そんな短期間で欧米人のような内臓に変化することはないので、やはり体に負担がかかるようだ。パン食にすると、どうしても油っこいおかずが増えるのも問題ではないでしょうか。
○わが家は大人2人、子供2人でお米を月20キロ近くいただいている計算になるが、皆さんのお宅ではいかがでしょうか。食糧自給率の向上、里山・田園風景を守るためにも、日本のお米をたくさん食べましょう。
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1月 31st, 2008
○エゴマは、その実を利用する雑穀の一種だ。収穫適期がとても短い。秋、葉っぱが黄色くなってきたら要注意、しばらくすると急に葉っぱが散り始め、穂が茶色くなる。これが目印だ。急いで収穫する。うっかりしていると、せっかく実った「実」が、たちまちぱらぱらと地面にこぼれてしまう。
茎が、かたく木質化しているので、まずはカマをよく研いでおく。一本ずつカマで刈り取る。横にすると実が落ちるので、気をつける。シートをひいた軽トラックの荷台に積み込む。荷台がいっぱいになったら、空いたビニールハウスに運ぶ。
今年は5アールほど作った。実が落ちやすいので、機械での収穫はむずかしい。したがって、半日以上、ひたすらこの作業となる。シソに似たいい香りが畑じゅういっぱいだ。
○さて、シートをしいたビニールハウスの中で、しばらく乾燥させると、今度は脱穀だ。大きな桶の内側に打ちつける。棒でたたいてもよい。どちらにしても手作業だ。ほこりっぽいのでマスクが必需品である。脱穀が終わると、だいぶかさが減るが、まだゴミだらけだ。今度はふるいにかける。ここまでくれば、もう少し、次は唐箕だ。風で細かいゴミを飛ばす。ざーっとエゴマのつぶが流れ出してくる。持った感じが、何とも言えず重くなる。最後に、水で洗う。細かい石などを取り除くのだ。今年は、バケツ3杯分ほどの収穫となった。
○油の話は何だかむずかしいのですが、エゴマの実は、α‐リノレン酸を多く含むが、これは現代の食生活で相対的に不足しているそうです。生活習慣病の予防に効果あり、といわれています。強い抗酸化作用もあるそうだ。もっと普段のお料理に利用できるといのですが、よい方法はないでしょうか。エゴマ油にできないだろうかとも思っているのですが…もっとも油を絞るほどたくさん収穫するのは、ちょっと大変かもしれません。
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1月 31st, 2008
○何度も書いているが、わが家は皆アレルギー体質で、特に長男は重症。普通の人には影響のないことでも、過敏に反応しやすい体質を持っている。したがって、子供が生まれてからは食べ物や化学物質、電磁波などにはとても気を使っている。いったん化学物質過敏症や電磁波過敏症になってしまうと、治療するのは非常に困難だから、できる限り体に有害なものは避けたいのです。安全な食べ物を心がけ、合成洗剤や殺虫剤のたぐいは使用せず、携帯電話、電子レンジも持っていない。また、パソコンは仕事で使っているが、テレビは見たい番組があまりないので、ほとんど見ない生活をしている。
○近所の人たちからはきっと「変わり者」と思われているにちがいないが、それでもこの地に10年暮らしていると、同じようなライフスタイルの仲間があちこちで見つかる。中にはロハスの最先端というか、50年以上前のような暮らしをしている人もいて面白い。薪の火だけで毎日料理している方とか、あらゆる雑穀や調味料を作っている方とか…。いろいろと学ばせてもらっている。一見不便そうに見える暮らしのほうが、本当は豊かなのかもしれないですね。
○なんて偉そうなことを言いましたが、田舎暮らしの悲しいところ、うちはどこへ行くのも車で移動している。二酸化炭素の排出量は多い。すいません。先日、20代の時に乗っていたマウンテンバイクを修理して、乗れるようにしてもらった。これからは、運動もかねてできるだけ自転車で移動してみよう。
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1月 31st, 2008

○キノコは、おおざっぱに言って2つの作り方があります。オガクズを詰めたビンで栽培する方法と、木(原木)に菌を植え付けて、野外で育てる方法です。原木物のほうが、歯ごたえも良く、断然おいしい。そもそも、キノコを作ろうと思ったきっかけは、近所のひとからびっくりするほど大きな原木ナメコをいただいて、そのおいしさに驚いたからなのです。こんなのが庭先で作れるなら、ぜひやってみよう、と、わたしの場合、こんな食い意地のはった話ばかりなのですが…
ただし、原木栽培も良いことばかりではありません。天然のものと一緒で、一時に大量に生えて、あっという間に終わってしまう。ですからキノコの季節は、せっせと冷凍したり、ざるに広げて干したりと、なんだか忙しいのです。その点、オガクズ栽培では、空調完備の施設内で作るので、一年中計画的に生産できるのです。
今、お届けしているキノコは、去年の春先に山から木を切り出し、菌を打ち込んでおいたものです。二夏越してからやっとキノコが出てくれます。なかなか気の長い話です。
キノコの保存方法…長期間保存する場合、一番簡単なのが冷凍保存です。洗ってからビニール袋にいれて冷凍。使うときは、解凍せずにそのまま使ってください。ナメコなら凍ったままお味噌汁にほうり込めば、しゃきしゃきのナメコ汁のでき上がりです。
シイタケ、ヒラタケ、クリタケなどは、乾燥保存もできます。日に干した後、さらにオーブンなどで乾かすと長持ちします。シイタケはもちろん、他のキノコも、干すと、とっても良いダシがでます。かさが減るのも助かります。
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11月 16th, 2007
○小2の息子は2月期から給食をやめて、お弁当を持って行っている。今まで、卵と乳製品を除去して給食を作っていただいていたのだが、皮膚の状態が良くなく、精神的にも落ち着かなかったこともあって決断した。もしかしたら、添加物や小麦のポストハーベストなんかも影響しているのかもしれない。お弁当のおかげで、肌はほぼきれいになり、授業中もとても落ち着いてきたそうだ。
最初、給食大好きな息子にお弁当を持たすのはかわいそうかな、とかなり迷いがあった。荷物は重くなるし、私の作るお弁当は汁物なし、ご飯の占める割合が高くて、見た目も地味。それなのに、毎日息子が帰ってくると真っ先に空のお弁当を出しながら、「お母さん、お弁当おいしかった~」と言ってくれる。そう言ってもらうと、本当にうれしくて作り甲斐がある。他の子の食べ物をうらやましがらず、与えられたもので満足しているのがありがたい。
○わが家のご飯は五分づき米に自家製の丸麦を1割くらい混ぜて炊く。丸麦のぷちぷち感が何ともおいしいごはん。玄米ご飯にも挑戦したいが、子供たちが十分に噛めていないからまだできないでいる。特に息子は、せわしなくご飯をかき込んで丸呑みするのだ。毎日「ご飯がお口の中でおかゆになるまで、ゆっくりよく噛むんだよ」と、しつこく言い続けている。顔を見合わせて一緒にもぐもぐとやっているうち、最近少しは噛めるようになってきた。息子のおかげで私と夫も、気ぜわしい時でもゆっくりよく噛んで食べられるようになった。今までご飯って、おかずの合間に食べる緩衝材のようなものと思っていたが、口の中でじんわりと広がる穀物のおいしさにに気がついた。
「玄米をよく噛んで食べると甘みが出るので、甘いものがほしくなくなる」と聞いたことがあるが、はたして本当だろうか。甘いものがやめられなくて困っているので、実行してみようかな。
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11月 16th, 2007
○うちのキャベツ畑は、自慢じゃないが、いろんな生き物がいる。青虫、ヨトウムシ、コナガ…(汗)、アマガエル、クモの仲間、イトトンボ、カマキリ、それからなぜかトノサマガエルが多い。
しかし、田んぼの生物の多様さは、畑とは比較にならない。水があるだけでこんなにも多くの生き物が生まれてくるなんて、驚きだ。春、数え切れないオタマジャクシが泳ぎ回り、手足がはえて今度は無数の小さな子ガエルが跳ね回る。わらわらとわきかえるミジンコ、それが他の生物のエサになってゆくのだろう。ある朝、いっせいに稲によじ登るヤゴ、そして羽化し飛び立つトンボ。やがて稲刈りが終わると、お尻から出した糸を風に乗せて、次々と空に飛び立ってゆく無数の小さなクモ。
田舎で生まれ育った私にとって、田んぼなんてありふれた光景だった。自分で田んぼを作るまで、こんな驚異の世界があろうとは、まったく知らなかった。そして十年たった今でも、毎年、新たな発見に驚かされ、子供といっしょに、あぜ道にしゃがみこんでは、田んぼをのぞきこんでいるのだ。
○今、農家と農業をとりまく状況は、厳しい。
私はまがりなりにも専業農家だが、周りの田んぼは皆、兼業だ。お勤めにいって、土日に作業しておられる。休日のほとんどとまではいかなくても、かなりを費やすことになる。自分の田の仕事の他に、ため池や水路の草刈、整備、農道の普請など共同の作業もある。
お米を買ったほうが安いとみんな言っているが、おそらくそのとうりだろう。ほとんどボランティアだ。当然、毎年休耕田が増えていく。
世界には、満足に食べられない人々もいるのに、自国の農地を遊ばせ、食糧を輸入する。こんなことが続けられるのだろうか。そんな思いは年々強くなる。
しかし、わたしが毎年田んぼを作る理由は、使命感でもなんでもなく、実はなにより、とっても楽しいからなのだ。
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10月 4th, 2007
○またまた今回も櫻子さんのお話。彼女はうちに野菜作りを学びに来られているのだが、私のほうが料理や健康、生き方のヒントまでいろんな事を教わっている。ありがたい師匠です。先日うちに見えたとき、ひじきれんこんの作り方を教えていただいた。ひじきれんこんはマクロビオティックの基本料理のひとつで、わが家で収穫した野菜は入っていないですが、ご参考までに。
★まず、ひじき(長ひじきのほうが栄養が高い)を水に浸して戻す。ざるにあげて、適当な長さに切る。戻し汁は取っておく。れんこんは薄いいちょう切りにする。フライパンにごま油を入れてよく熱しておく(そうするとれんこんがくっつかない)。れんこんを入れてよく炒める。ひじきも入れて炒め、ひじきの戻し汁を入れて、時々かき混ぜながら煮る。戻し汁の1/4~1/5の醤油(※)を外側かららせんを描くように回しいれる。蓋をしてしばらく煮たあと、蓋を取って混ぜながら煮汁が完全になくなるまで水分を飛ばす。(※戻し汁200ccなら醤油は40~50cc)
○食養の料理を作るのは精神修養と同じで、常に食材に感謝し、ひとつひとつの工程をていねいにていねいに作らなくてはいけない。ひじきとれんこん、それぞれすべての細胞に醤油を染み込ませるために、じっくりと時間をかけて煮ることが大切。そうすると、醤油がたくさん入っているのに、しょっぱさをあまり感じないまろやかな塩加減で、体にやさしいおいしさとなる。ひじきれんこんは、緩んだ体を締める働きがあり、寒さに向かう今の季節に食べると良いのだそうです。面白いことに、陰性体質の私と息子はとてもおいしくてたくさんいただいたが、陽性体質の夫と娘はあまり食べなかった。そして食べた後、手や足の先がじーんと暖かく感じ、お風呂から上がって時間がたっても不思議と足が冷えなくて気持ちがいい。食べ物が持っている力ってすごい!と感じました。
○次の日、忘れないようひとりで作ってみる。心がこもっていなかったせいか、煮る時間をはしょってしまったせいか、かたくてしょっぱいひじきれんこんになってしまった。料理に時間をかけるのが惜しい、と思っている自分に気づく。まだまだ精神修養が足りません。恐るべし、ひじきれんこん。
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10月 4th, 2007
菜っ葉類の種を多くまきすぎて、込み合っている時は、まびかなくてはいけません。あんまり込み合っていると、ひょろひょろになり、病気などにもかかりやすくなってしまうのです。適度な間隔をあける為に、所々抜いたものが、まびき菜、ごく小さいのを、つまみ菜とよんでいます。
まびく作業も大変なので、種をまき過ぎないようにしたいものなのですが、芽が出なかったらもっと困るので、雨が少ない時とか、状況によっては多めにまくのです。すると今度は雨がたっぷりと降ってくださって、びっしり芽が出るとか、そんなこともよくあります。
しかしまあ、春とか秋、最初にいただくまびき菜はおいしいものです。
葉物類は、たいてい数日おきに何回も種をまくのでまだよいのですが、大根や人参などは、芽が出ないと大変困るので、最初から多めに種をまいてまびきながら育てます。まびいたものが、葉大根や葉人参です。
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10月 4th, 2007

○ 夏が終わってゆく。 9月は、畑が夏から秋へと変わってゆくときだ。中旬過ぎから、夏野菜が、ひとつずつ野菜セットから消えてゆく。ちょっとさみしい。
キュウリのツルが枯れあがり、もう新しい実はつかないようだ。インゲンもおしまい。取り残した豆は、実が入るまでまってからよく干して、乾豆としていただく。トマトも赤くなるスピードが真夏よりぐっと遅くなる。色も心なしか薄いようだ。なす、ピーマンはもう少しがんばってくれるが、皮や、中の種がかたくなってくるので小さめで収穫する。
「終わり初物」という言葉を聞いたことがある。これでもう来年まで無いという最後の野菜は、盛りのころより多少味がおちていても、貴重な物に感じられる。そんな意味の言葉でしょうか。それにしてもトマトやキュウリ、ひたすら沢山いただきました。ばっかり食というより、ただの食べすぎかも。
かわって、これから出てくるのは秋野菜。この時期、夏から秋へのバトンタッチがうまくゆかず、野菜セットの品数をそろえるのに四苦八苦することもあるのですが…
まずは、まびき菜から始まる葉物類。毎年のことながら、秋一番の菜っ葉のおひたしや、みそ汁などをいただくと、なにかこうしみじみとおいしい。胃のあたりにたまった夏の疲れが癒されるようだ。
それから、さつまいも、ねぎ、大根、かぶ、ブロッコリー、キャベツ。ああ、おいしそう…。10月半ばくらいからは、秋野菜の最盛期になります。
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9月 18th, 2007
○地球の温暖化などで、これからますます暮らしにくい世の中になるといわれている。今の子供たちが大人になる頃はいったいどうなっているのだろう…時々ばく然とした不安に襲われる。個人の力ではどうにもならないかもしれないが、自分たちでできることはないだろうか。そこで、昨年地域の有志で「わいわいエコライフの会」というのを立ち上げ、自分も仲間に入れてもらった。今まで、生ゴミを出さないマクロビオティックお料理教室、あったか靴下の手編み教室、家庭でのゴミダイエット実験、天ぷら油リサイクルの見学などの活動をしてきました。会のメンバーは、小さな子供をお持ちのお母さんが中心で、同じ気持ちを持った方々に出会えたことがうれしく、とても心強い。
○その会で昨年、「家庭でできる生ゴミ堆肥」の見学会があった。“生ゴミ食いしん坊”という堆肥化微生物資材を開発された宮坂さんという方の事務所で、実際生ゴミを堆肥化しているところを見せていただいた。その黒い土のような“食いしん坊”をコンポストに入れて、生ゴミと混ぜるだけであーら不思議、匂いはほとんどなく、上質の堆肥になってくれるという。また、ビニールハウス内で同じように堆肥化すると、太陽熱で冬でも生ゴミを分解してくれるそうだ。
○わが家では今まで家庭の生ゴミは、コンポストの中にただドサッと入れて蓋をしただけだったので、すさまじい悪臭に悩まされていた。早速今年の春、庭の隅に2坪くらいの生ゴミ堆肥用のミニハウスを作った。その中に“食いしん坊”と生ゴミ、米ぬか、モミガラなどを入れて混ぜる。何日かすると醗酵熱でほかほか湯気がでてきて、触るとじんわり温かい。生ゴミたちが気持ちよく土に返ってゆくのが実感できる。水分調整が少し難しいが、醗酵するものを扱うのは生き物を育てているようで楽しい。
○もし、日本中の生ゴミが焼却されずに堆肥となって畑に戻され、循環し続ければすばらしいのにな。いくつかの自治体では、すでにそういう取り組みをしているそうです。
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9月 18th, 2007
サツマイモといえば、暖かいところが産地ですね。ここは標高1000mの高冷地。この辺じゃうまいサツマイモはできないよと言われ、そういうものかと最初のころは作っていませんでした。ところがあるとき、近所のおばあさんに自家製の干芋をもらい、そのおいしさにびっくり。これはぜひ作らなくては、となったのです。
たしかに、高冷地ゆえ栽培できる期間が限定されます。6月1週めに苗を植えるのですが、これより早いと寒すぎるし、遅いと大きくならない。そして、10月半ば前には、全部掘らなくてはならない。霜に当てるのは禁物なのだ。こんな条件ゆえ、収量は、おそらく暖かい地方とは勝負にならないだろうが、味はけっこういけます。
サツマイモは、掘り取ってすぐよりも、しばらく貯蔵しておくと、糖化酵素が働いてデンプンが糖化し、甘味が増します。特にこの辺は寒いせいか、甘くなるのが早いようです。ただ、そのぶん冬中保存するのはむずかしいのですが。11,12月のサツマイモ、ネットリとして甘くて最高です。
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9月 18th, 2007
今年、トマトの苗作りで失敗をした。育苗箱に種を播き、ひと月位育ててから、ポリポットに鉢上げし、さらにひと月ほどして畑に定植するのだが、このポットのサイズを小さくした。直径10.5cmのものを9cmにした。ちょっとの差のようだが、実は、入る土の量は3割少なくなる。そう、土を節約しようとしたのだ。土と言うのは、落ち葉を集めて作る自家製の腐葉土だ。落ち葉集めも楽じゃない、節約できればいいんじゃないのと思ったのだが…。
結果、土に混ぜる肥料が少なめだった事もあり、苗がちっとも大きくならなかった。小さいまんま老化し、畑に植えたときの痛みがはげしかった。元肥のチッソ分を少なめにしたのも良くなかった。そして、それが直接の原因ではないのだが、えき病という病気が、みごとに蔓延した。その割にはがんばって実をつけてくれたのだが、やはり出荷できないトマトがとっても多かったのだ。
教訓、手を抜いてはいけない。9cmポットでは絶対ダメということではないのだが。それからあらためて、苗半作。苗の大事さだ。
9月になって真夏の忙しさもやや落ち着いて、前半戦の反省です。毎年のことですが、なかなか反省点は限りなくある。
トウモロコシや枝豆は、もう少し上手にできないかと思う。特にトウモロコシは、どちらかというと丈夫な野菜なので、今まであまり気をつけて育ててあげなかった。堆肥や緑肥の大事さもあらためて感じた。
農業は十年やっても10回の経験しかできない。まだまだ修行中といったところです。
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9月 5th, 2007
○うちの息子が通う小学校の夏休みは7/27~8/20までの25日間しかない。夏にゆっくり遊びに連れて行ってあげられないわが家にとっては、かわいそうだが短いほうがありがたい。せめて、近場でいいところは…と、車で約30分の北杜市白州町の尾白川(おじらがわ)という川へ、お弁当を持って泳ぎに行ってきました。夫は子供のころ、近くの川で魚を手づかみして取っていたらしいが、私と子供たちにとって川泳ぎは生まれて初めての体験だ。
○南アルプスを流れる尾白川上流は、澄みわたってまさにエメラルドグリーンの美しさ。普段はひっそりとした山の中の“秘境”なのだろうが、猛暑のお盆だけあって涼を求める観光客でいっぱい。少し上には大きな滝があって、高い岩の上から滝壷に飛び込んでいる若者たちもいた。気温は30度を超えるというのに、足をつけてみると水はかなり冷たい。まず、ゴツゴツした石や、つるつるした苔の生えた石の上を裸足で歩くことがすごく大変。足の裏は痛いし、足をとられて何度も転びそうになる。靴で守られてきた自分の足が、いかにひ弱かを思い知らされる。時々裸足で歩いて刺激を与え、足の裏からもいろんな情報を得ることが大事なんじゃないか…とふと思った。また川はプールと違って、流れの緩やかなところと早いところ、浅いところと深いところがあり、変化に富んでいるのも楽しい。わんぱくな4歳の娘はお父さんと一緒に深いところまで行き、ゴーグルをつけてお魚見たりして、いつまでも大はしゃぎ。一方、息子と私は少し気後れして、さっさと河辺で砂遊びしたり、大きな岩によじ登って体を暖めたりしてました。
○大阪で生まれ育った私にとって、山の中の川遊びはとても新鮮な体験でした。常に子供たちから目を離すことはできないが、彼らにとっても自然の楽しさと危険性を直に感じることができたことと思う。これからは時々裸足で土の上を歩いてみようかな。
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9月 5th, 2007
○ 秋の種まきは、けっして遅れてはならない…
いつ頃、何の種を播けばよいのか、これは、畑仕事をするのに一番重要なことなのですが、こういうことはお年寄りが詳しい。
たとえば、野沢菜は、9月5日ころ播けと、私の母が言う。9月2日に播こうとすると、まだちょっと早いな、と言う。ころ、と言うわりには、なかなか厳密なことを言う。
そしてこれが9月の7日、8日にまだ播いてないとなると、大騒ぎになる。ただちに播かなくてはならない。
野沢菜は、何回か霜にあて、11月下旬に収穫し、野沢菜漬けにする。用途がはっきり決まっているので、よけい播き時も厳密なのかもしれない。早く播くと、こわい(かたい)し、遅れると、大きくならないというのだ。
大きくならないと言うのは、ほんとです。これから先は、日に日に気温が下がってゆく。1日種まきが違うと、1ヶ月後には、数日とか1週間の差になる。私も、かつて、葉っぱだけで玉の部分がないキャベツや白菜、ベビーリーフのような小さなレタスなど、数々の失敗作を作ってしまいました。
さて、これから皆さんにお届けする野菜は、もうしばらくは、夏野菜が続くのですが、秋冬物のキャベツ、白菜はすでに畑に定植し、大根は、なかなか雨が降らず、やや遅れたものの、何とか播きおわり、これからは、(お盆過ぎから)9月下旬まで、数日おきにカブやホウレンソウや、小松菜、チンゲンサイ、水菜などの葉物類をまいてゆくところです。
※写真:アマランサスの穂
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